ベンチャーに転職して1年たった

去年の4月に一部上場IT企業から設立数年のベンチャーに転職して丸一年たった。大きい会社もベンチャーも経験した人ってどれくらいいるのかな。そんなに多くはない気がする。自分としては規模の違う2社経験して結構な気づきを得たし、いい選択をしたなと思った。この一年間で感じたことを自分の語りたいトピックで書いていく。

大きい会社の良さに気づけた

失って初めて気づく的なあれです。大きい会社なら大差ないと思うけど、前職ではあらゆることが仕組み化されていた。設計はこのフォーマットで、開発はこの社内フレームワークを使って、テストはこの社内ツールを使うみたいな会社独自のやり方が確立されていた。俺この仕組みの中じゃなきゃ何もできないじゃんっていうのが当時はすごい嫌だった。
いざベンチャーに来てみると予想通り仕組みなんてものはなかった。全部自分で決められるし、世の中ではどういうやり方がされているのか調べるのも楽しい。大きい会社じゃあんま体験できないと思う。一方でどうすればベターな選択なのか自分の知識じゃよくわからんこともある。その時に前職で不満を垂れていたあの仕組みも、こういう良さがあったんだなってことに気づけた。また大企業に戻ることがあるかもしれないけど、その時は前とは違う視点で見れるはず。どうせならいいところを見て働きたいよね。

漠然と自信がついた

これって転職あるあるなのかな?わからんけど規模の違う2社で自分の力が通用したことで漠然とした自信がついてきた。前職では特別秀でてはいなかったけど普通に評価はしてもらっていた。でも自分の中では仕組み化された中で one of them としてこなせるだけだなぁと思ってた。実際わからないことがあったら先輩に頼りまくってたし。これはこれで大事な力だろうけど、自分で乗り越えられる個の力を持っている先輩に憧れまくってた。
まぁそんな感じで個の力が欲しくてベンチャーに来たわけだけど、一年たって結構ついたと思う。大体1人もしくは少人数での開発かつフルリモートで、問題が起きても人に頼らず自分でなんとかしなきゃいけなかった。これでエンジニアに必要な心折れずに完遂する力が鍛えられたと思う。
一企業の1人のエンジニアとしてだったら、レベルの高い会社でも地道にやってたらそこそこ活躍できるんじゃないかと思えてきた。自惚れているだけかもだけどいつか挑戦してみたい。

やりたいことが増えてきた

ビジネス系YouTuberが「人生を変えたいなら転職しろ」的なことを言っているのをちょいちょい見る。それを見て転職したわけではないけど、実体験からしてたぶんガチだなぁと思った。周りからしたらただ転職しただけなんだろうけど、自分の中では考え方が変わってやりたいことが増えてきた。
数年前まではただただなんとなく生きていた。川にぼーっと浮かんで流されるまま進んできた感じ。転職を通して、自分が行動すれば見える景色を変えられることに気づいた。たぶん留学とかいく活発な人は大学生の時点でそういうのわかってたんだろうな。もしかしたらこれが転職の一番の収穫かもしれない。

さいごに

前職で順調に行っていたと考えると正直年収はかなり下がったので悪い面もあるけど、それをひっくるめてもベンチャーに来てよかった。幸いIT業界は実力さえあればいくらでも巻き返せるしね。次の目標が見えてきたのでいつまでお世話になるかわからんけど、引き続きがんばるぞ。ではまた!